4年前からずっと復興と叫ばれている。
そして、私から見れば不透明な復興増税。
どこかの誰かがこの莫大なお金を使っているらしい。
もちろん、目に見える形で使われているものもある。
箱物はわかりやすいし、税金を垂れ流すのに適している。
ところがである。
本当の意味の復興とは…とよくテレビ番組の題材に使われている。
ひとつは街の復興。
津波に流されて更地になった街をどうするのか。
ところが、多くの人ののぞみを行政が邪魔しているという。
津波が来るから同じところに住んではいけないというのだ。
ある意味まっとうな理屈ではあるが、自然災害の心配をしていたら
日本のどこなら安全というのか。
毎年のように豪雨台風地震竜巻などで被害がでている。
危ないから移り住めというなら…。
国土が狭い日本に住む場所などそんなにない。
東京の下町などほとんど不適だ。
津波を怖がっていては海に囲まれた日本はどうすればいいのか。
もともと住んでいたところで復興すべきなのだ。
それがその土地の文化なのである。
津波の歴史も文化の一部である。
それを復興予算をいいことに土を運んできて街をかさ上げしようという工事だそうだ。
愚かさの象徴だ。
その土をどこから持ってくるのか。
どこかの山を崩しているに違いない。
小さな街を復興するのに自然破壊は許されるのか。
復興は自然破壊より偉いのか。
復興は錦の御旗なのか。
さらに10mに及ぶ巨大な防潮堤を作って壁に囲まれた街を作ることが復興なのか。
海の見えない街を作ることが復興なのか。