B級グルメ第9回B−1グランプリ

というニュースをテレビ各局でやっていた。
私は粉物が大好き、脂っぽいもの大好きなので
私のためのグランプリなんだろうな。
しかしながら、このイベントは今ひとつしっくりこない。
ポイント1 そもそも競うものなのか
お好み焼きというジャンルでどこの店が美味しいかというのならわかる。
でも、ジャンルも地方も違うものをどうやって競うのか。
ポイント2 そもそもB級とは
焼きそばなどの単価の安い庶民の食べ物ということなんだろうけど
私の尺度ではちょっとお高いものが多いのではないか。
裏を返せば、ある程度の品質や美味しさを求めれば焼きそばが800円でもしかたがないのか。
そう考えると香川のうどんや大阪の串かつやたこ焼きはコスパが素晴らしい食べ物だよね。
ポイント3 福島
毎年開催地は違うそうだが、わざわざ何時間もかけて出かけて食べるものなのか。
本来、B級は旅行でその土地に行った時に食べるものだが。
さらに、最大70分待ちだという。
本末転倒している。
ポイント4 庶民の食べ物
人間には趣味がある。
趣味の対局にあるのが『衣食住』である。
生きるための衣食住をある程度満たした上で、趣味や研究がある。
衣食住を趣味にするのは実はとっつきやすいのである。
1000円のフリースよりも3000円の方がおしゃれなのである。
ファッション、グルメ、インテリアを趣味にするというのはそういうものだ。
みんなが必要とするものの中から価値を見出すというのはそういうものだ。
ところが、B級は庶民の食べ物をありがたがって食べるというのがちょっと変わっている。
こういうイベントに遠くから集まって時間を潰すというのは賛同できないな。
逆にこれを生業にしている人たちは必死だろうけど。
私はこの手のイベントは否定的だがB級グルメは大好きである。誤解がないように。