レヴォーグ

去年の発表からスバルの話題の新型車である。
人気の4代目レガシィの直系として関心が持たれている。
はたして本当にレガシィの直系になっているのか。
まず、スバルのサイトで諸元表を見る。
現行インプレッサホイールベースが2645mmでレヴォーグが2650mm、
さらに
この二車、室内長×室内幅×室内高の数値が全く同じ。
レヴォーグはインプレッサがベースであると想像できる。
ポイントなのは純粋な意味の新型車ではないということ。
インプレッサのマイナーチェンジであるとも言える。
面白いのはそのサイズ。
4代目レガシィがそれまでの5ナンバー枠を外して全幅1730とした。
当時は3ナンバー化に賛否あったがスバルは走りを優先させたとの説明。
実際、良くなった。
現行のインプレッサは1740、レヴォーグは1780であるから
車格の順位の破綻はないようにも見える。
しかしながら現行レガシィが1780でほぼ同等と考えると
4代目レガシィの凝縮感は薄まっている。
と、同時に車重は増えていることから、本当に4代目の後継と断言できるのか。
日本専用の新型とするなら1750を下回って欲しかった。
室内が広くて大柄なクルマが欲しいという時点でレガシィ(レヴォーグ)の客ではない。
現行のレガシィは大柄になってがっかりしたという人は多いが
それでも全幅は1800を下回っている。
ライバルのアコードやアテンザが1800オーバーのアメリカンサイズで出てきたことを考えると
6代目レガシィの肥大化はしかたがないらしい。
そう考えると、レヴォーグは4代目レガシィのように走りに特化したコンセプトではなく
インプレッサレガシィの間を埋めるために生まれてきたような気がする。
別の情報では、時期WRX、WRXSTIのベースになるとも考えられているようなので
走りに関しては期待できるとのことだが。
ま、どちらにしろレガシィと言うよりはインプレッサだなあ。