トラと漂流した映画

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
というのが正式な題名の映画である。
TVCMで予告編を見て面白そうだとおもっていた。
また、アカデミー賞で撮影や視覚効果賞をとっていることから
その映像に興味があった。
映像、CGは確かに素晴らしい。
こういう技術をカーアクションや宇宙人の襲撃に使うのではなく
ほのぼのとした大自然をテーマに使うところが良かった。
アバターのような目新しい映像のオンパレードというのでは疲れてしまう。
原作はベストセラーだそうだが、私のような擦れた大人が見ても今ひとつ。
10代20代の人たちに見て欲しいね。
描かれているトラがとても自然な感じなのが良い。
この手の映画では動物が妙に人間に慣れてしまって
ペットや相棒として描かれることが多いのだが
この映画では終始普通のトラなのである。
根幹にあるものが、日本人の情緒と方向性が違うようなので
私を含めた一般の人にはさらっとした感じだな。