カッコウの卵は誰のもの 東野 圭吾

東野圭吾の今年の作品。
彼の才能はとどまることを知らない。
ミステリーではあるけど、殺人事件がとりあえず起きるけれど
話の主体は違うところにある。
伏線の張り方は緻密で隙が無い。
一つの伏線が解かれると「なーんだ、そうだったのか」で終わらない。
前後の話と整合性が取れなくなる。
つまり、それがまた伏線になる。
文章も簡潔で読みやすい。
頭の中は映像化した時の風美をどの女優が演じるのかでいっぱいだ。
というわけで、読むのが比較的遅い私が2日で読み終えてしまった。
昨夜はついつい最後までと、読み終えたのは1時をだいぶ過ぎていた。