ソニーがSDカードを発売へ

10年近く続いたシリコン記憶媒体戦争もいよいよ最終である。
初期はCF(コンパクトフラッシュ)、スマートメディアの戦いであった。
そこにSDが割り込む形になったわけだ。
CFはマイクロドライブへの発展が可能だったため大容量において一歩リード。
その逆にスマートメディアは大容量化が難しくどちらにシフトすべきかと混迷へ。
後発のソニーサイバーショットメモリースティックというキワモノで登場。
ソニーは常に独自路線がお好きである。
実はこのMSは容量、アクセススピードにおいて優れていた。
ウォークマンのヒットなどそれなりの性能は認められてはいたが
追従するメーカーが現れずベータの悪夢を再び再現してしまう。
富士陣営がSMの後継としてxDカードを出すにいたって愚かな戦争になる。
ところが携帯にSDが搭載されるようになって勝負有り。
容量は32Gを超えユーザー数も圧倒となった。
ソニーもようやくここにきて重い腰をあげた。
BDでは東芝陣営に勝利したが…。
数は力なりである。