究極の肉体美!

5月27日(水)発売の雑誌「Tarzan」表紙に
地球人以外のモデルとして初めて(?)ウルトラマンが登場。
内容はウルトラマン特集というわけでなく、3分エクササイズ。
3分に引っかけたらしい。
40年前に成田氏によってデザインされた造形なのだが
いまだにこうして鑑賞に耐えられるというのはたいした物である。
結局、ウルトラマン、セブンの後はこの2体のデザインを追いかけているにすぎない。
深読みすれば円谷英二成田亨をずっと追いかけていたことになる。
確かに帰ってきた以降は継続的な予算的に厳しいというのが見て取れるが
造形はいろいろくっつけただけのチープな印象である。
そう考えれば初代ウルトラマンは実にシンプルであり無駄がない。
成田氏のデザイン途中ではカラータイマーも無かったそうである。
見方を変えれば低予算でチープなハズなのだが。
よく練られた高度なデザインのため永遠のスタンダードとして
今でもこうして生きているわけである。

84129
*********

日産GTRを…みるだけ!

近くの日産に立ち寄った。
ショールームの道路よりに珍しくGTRが置いてあった。
若い営業がよってきて「どんなお車をお探しですか?」ときく。
「エコ減税のない燃費の悪いクルマ。」と答えると
「そういうお客さんは初めてです。」
GTRをひとしきり見ていた。
「エコ減税がないというとフーガ、ムラーノなどがありますが」
「Zだよ」
どうも売る方も2シーターのZは眼中にないらしい。
「試乗車は無いのかな。」
「県内に3台しかないようでなかなかまわってきません。」
結局売る気がないらしく私らの名前や住所を聞くわけでなく
並べてあるおみやげをくれるわけでもなく、アイスコーヒーを入れてくれるわけでもなく
ひやかしと思われたのか、単純にサービスが悪いのか。
それにしてもGTRはかっこいいな。
ちょっと大きすぎるとは思うがいろいろな機械や部品を詰め込むと
このくらいの大きさになってしまうのだろうか。
ドアを開けて中を見るには近くの係に言うように看板が張ってある。
(写真のドアのガラス参照)
シートは硬め、電動シートのようだがバッテリーが抜かれているらしく動かない。
接客は丁寧なのだが基本的に売る気が無いようである。

*********

新プリウス 1か月で受注18万台

プリウスには欠点がない。
先進の未来的なメカニズム、燃費がよい。
5ドアで使い勝手も良い。走りも思ったよりしっかりしている。
デザインは好きずきだが一目でプリウスとわかるのがよい。
オマケに価格も割安。政府の後押しまである。
金額を抑えた時点で売れるべきにして発売された。
それ以外に理由がある。
まず半数以上が50代のオッサンだそうだ。
彼らが免許を取った頃は昭和40年代の終わり。
万博からオイルショックの激動の頃。
スカイラインは箱スカからケンメリにFMC、GTRも存在。
フェアレディZの発売、S20、L20の全盛時代。
三菱はGTO、FTOいすゞはペレット、
トヨタセリカ発売、レビントレノの27時代。
マツダはRX3やコスモが人気があった。
ファミリーセダンでもマークⅡやローレル、ブル、ランサー、アコード。
ポイントなのは5ナンバー、2Lである。
排ガス対策車はさすがに不調なエンジンも多かったが
上質な5ナンバー車が星の数ほど並んでいた。
90年前後税制が変わって自動車税がナンバーに依存しなくなってからは
無意味な3ナンバーがトレンドとなって市場は広がった、かに見えた。
ところがクラウンは別格としてもマークⅡやアコードもかなり大きな
クルマになり最低でも2.5Lのエンジンだ。
スーパーの駐車場には入れにくいクルマばかりになった。
本来日本の道路で使いやすいハズの2Lクラスが今や風前の灯火だ。
プリウスは全幅が1700mmを超えてしまって残念ながら3ナンバーだが
1.8Lクラスとしても使いやすい大きさで良くできたクルマである。
日本はひたすらアメリカの方向を向いてアメリカのまねをしすぎてしまった。
おかげで日本にあったクルマの定義をアメリカに無理矢理合わせていた。
プリウスは世界標準と日本人の価値観が合致した珍しい事例だ。
プリウスはマークⅡやローレルに乗っていたオッサンにぴったりなのだ。