プリンススカイラインGT

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プリンススカイラインは二世代目になった。
初代はよくわからないが二代目からは櫻井眞一郎が設計に入っている。
もともと1500のファミリーカーをレースに出すためにボンネットを延長して
2000の6気筒を詰め込んだという、GTの始まりである。
このネーミングが子供時代からの不思議でひっかかっている。
GTとはグランツーリスモの略称ときいている。
つまりレース仕様とは相反するネーミングなわけだ。
ホンダのようにタイプR、もしくはR30のときのRSとするほうが自然だ。
(ホンダのRSは意味が違うようだ、ホンダの営業マンにきいてくれ)
スカイラインだけがレース仕様とGTを混同していたのだろうか。
それとも違う意味があったのか。
話が戻って
このS50型は大変バランスが良いデザインだ。
側面は垂直に立っているしどこの角も90度だし決してスポーティではないはずなのに
こうして見ると、ものすごく獰猛に見えてくるから不思議だ。
さらに全幅は1495しかないのである。
実は現在の軽自動車より一回り大きい程度なのだ。
その上、ウェーバーのキャブがボボボボといい音で空気を吸い込む。
こういう贅肉を削ぎ落した、とんがったクルマはもう旧車でしか見ることはできないのであろうか。
日本の自動車は立ち止まって振り返ることはできないのであろうか。
ちなみにこの2代目の途中の1966年日産とプリンスは合併。
日産プリンススカイラインというネーミングになった。