奄美豪雨被害

昨日はここで人的被害が最小限ですんだことを書いた。
が、今回は苦言を呈する。
その1 断水
豪雨でライフラインが絶たれているそうだ。
電話や電気というのはよくわかる。
が、水道の断水というのはいかがなものか。
地震ならそれも仕方がない。
ところが大雨で水不足というのは納得できない。
沖縄を歩くとわかるのが家の屋根に水タンクがある。
島というのは周りが海で塩水であるので水は使えない。
雨水に頼るしか無いのである。
したがって水道も常に渇水に備える必要がある。
奄美だって条件は同じである。
断水に対して備えがないというのはひっかかる。
まして豪雨で真水が大量に降り注いだわけで。
その2 災害弱者の年寄り
テレビでは盛んに老人を写して災害の深刻さを訴える。
老人が苦労していることは間違いないだろうが
もともと地方には老人しかいない。
都会には若い人も多いのだが地方は町を歩く人はほぼ老人だ。
まして、日本でも有数の長寿の地域である。
老人がたくさんいるのは良く考えれば当たり前のことだ。
それに比べて小学校に取り残された児童の少ないこと。
その3 いつものマスコミ批判
どこの局もエース級のアナウンサーを派遣、中継している。
それが新たなニュースなら見る価値もあるのだが
狭い島のこと、どの映像も同じ場所ばかりである。
さらにいつもいやなのが、避難所の映像。
体育館に毛布にくるまって寝ている人たちを写している。
何とも無礼な映像である。何を報道したいのか。
家を失った、もしくは避難して毛布にくるまって床に寝ている人を
明るい食卓の家族で見て「ああかわいそうだね」と言って欲しいのか。