骨折…フジ『オレワン』放送中止へ

この手の体を張ったゲームの番組で多少のケガはつきものだろう。
それを全否定してしまうというのはいかがなものか。
すでにコメントでもあったが90年代のたけしのスーパージョッキー
ガンバルマンなるたけし軍団がむちゃぶりの企画に挑戦。
たけしが「誰かが骨折するまでやれ」と言っていた。
当時全員下積みのたけし軍団は涙ぐましい演技をーしていたっけ。
今のTVはそういうことさえ許してもらえない。
いちいち「安全に配慮して…」などとテロップを流す有様。
全ての元凶はTV局にある。
情報番組だけでなく報道番組までやらせやしこみ、無理な編集。
自分たちの都合のイイような情報しか流さないことのツケが回ってきた。
おかげで、リアルとフィクションとの境界がなくなって
お遊びの芸人の企画までリアルがつきまとうことに。
もともと体を張ってなんぼの芸人にとっては多少のケガはおいしい。
なのに、今となっては番組が批判されることになってしまった。
おかげでTV離れが進む悪循環。
残念ながら後戻りはできないな。

***81歳置き去り死「老老」の悲劇

千葉で起きた介護の送迎車が81歳を車内に置き去りにして熱中症で死なせた事件。
運転手も70歳だそうである。
お前が悪い! と彼を弾劾するのは簡単なことだ。
犯人がはっきりしている。
さらに施設の管理体制はどうだったか、といちゃもんをつけることも至極簡単なこと。
みんな簡単な方法で文句批判して刑事民事で責任をとれという。
まあ、そんな社会だからこんな事件は起きるのである。
逆にこれまで少なすぎるくらいだ。
介護士の給料は安く仕事はきつい。
当然、目が届かなくなるところで事故が起きてもよさそうなもの。
それを努力で今のところこうして運用出来ている。
ところがますます老人が増えて施設や人材が不足したとき
また、介護する方も70歳以上が当たり前となったとき制度自体の破綻だな。
最近は老人のクルマがブレーキ踏み間違いで何かに突っ込むなんてほぼ毎日。
車線の逆走も先日長野の田舎で初めて生で見た。
誰にとっても他人ごとではない。
もうすぐ自分が介護する、そして介護される立場になりうる。
目先の出世とカネのことしか興味がない役人や政治家に任せておいて解決するか。
ヨボヨボじじいの運転するクルマに大切な家族がはねられても今のままで良いと言えるか。