真夏の間も小学校の暖房つけっぱなし、電気代80万円余計に 福井県の和泉小、職員が電源切り忘れ
というYahooニュース
学校のプールの水はよく聞くのだけど、電気代は珍しい。5ヶ月で80万円、前年と比べ各月約13~22万円高かったが、担当者は気付かなかったという。今年の夏は暑かったからエアコンをじゃんじゃん使えば数百万円になるだろう。ただ、夏休みは極端に下がるはずなのでそのへんで気づいたのかもしれない。請求は翌月だから9月に発覚、散々教育委員会でどうしようと話し合い今回発表となったと推理した。
ミスした教員がどうこうではなく気になったのが暖房器具とは何か。記事には床暖房と雨樋の凍結防止線だそう。我が家にも長野に別荘があった時期ある。一軒家で管理を業者に任せず家族で、とケチケチ作戦。ところが最初の年の冬に水道代が10万円超え。片道6時間かけて家を見ると後付した外に露出している水道管から水が出ていた。その水道管にはちゃんと凍結防止栓がついていたのだが寒冷地を知らない私らにはその使い方がわかっていなかった。凍結防止栓の使い方もわからず当初は電気で熱を作る凍結防止線をつけっぱなしで一冬、すると電気代が人がいないのに1万円を超えていてびっくり。寒冷地や豪雪地帯の冬の過ごし方は難しいと当時思っていた。
驚いたのは床暖房。そもそもが熱効率が悪く家庭用の床暖も電気代、もしくはガス代がかなりかかる。なにもそんな贅沢品を学校につけることも無かろうに。教育予算が少ないとどこも苦労しているのに、床暖房を設置したり使うお金はあるのだね。
最後に
再発防止策として暖房設備の管理体制の強化や、毎月の電気料金を市教委と学校の双方で確認するとした。
とのこと。双方で確認すること、ではなくて、毎月確認する、でいいのではないかね。また学校の先生がやらなければいけないことが一つ増えた。
小中の教員のやらなければいけないことは平成初期にはいっぱいいっぱいで精神的体力的余裕がなくなった。この頃は45人学級が40人学級になったり、体罰が絶対ダメと言われるようになったり、運動会の徒競走で順位をつけるのをやめるなんていう時期だった。ゆとり教育なんて考える前に、教員の働き方改革をおろそかにしてひたすら仕事を増やし続けた結果が昨今の教員不足を含む学校の問題になった。すでに破綻状態に近い現場も多く、ひたすら精神論でなんとかしようとしている。80年前の戦争に負けている状態の日本軍の体制となんら変わることはない。この先にあるのは敗戦であり、アメリカの主権であり、精神論だけではダメだと、上の考えが正しくなかったと理解すること。