川崎女性死体遺棄 「そこはやめて」で床下捜索できず 行方不明後3度容疑者宅確認も捜査令状なく…
というYahooニュース。
警察には何度も相談したのに、という被害者遺族のコメントがクローズアップされている。マスコミもおおかた「警察の失態」という方向だが。事件前にも事件後にも犯人を眼の前にしながら捕まえられないのだから杉下右京ならと思うのは仕方がない。
今回のポイントは被害者と遺族の警察への対応なんだろうな。娘と付き合う相手の男は最低、親は早々に気づいたのだろうが、多分警察にもそれを伝えたのだろうけど娘と温度差があったのではないだろうか。警察は復縁を何度もしているとコメントしていた。被害者も殺される数日前までパーティで笑顔である。警察もこれではなかなか介入できないと推察する。もともと桶川事件からの法改正で少しは警察の対応も被害者よりになっているのだが、被害者側が一方的にやられるという前提が必要。付き合っていたとなると直接的な暴力でしか立証は難しいのではないか。
15歳の男子中学生を殺人容疑で逮捕 84歳の女性が死亡 背中に刺し傷 千葉市若葉区の路上で 千葉県警
というYahooニュース。
こちらもニュースでみるとすでに親から警察に以前から相談があったとなっている。子どもの非行は昔からの問題で、そもそも特効薬もない。私もこの親子を批判できるほどの優れた家庭の中学生だったわけではない。
ただ思うのがもう一つの事件。
【東大前駅 殺人未遂事件】「小学校のときテストで点が悪いと怒られた」と供述 容疑者(43)の自宅から段ボール5箱分の証拠品押収 幼少期の体験が犯行につながった可能性も
というYahooニュース。
教育虐待という言葉が出回っている。こちらも結論から言えばかなり前に親子関係が破綻していたとも言える。私も成績が悪いといつも叱られていた思い出がある。でもそれはレアケースではなく磯野カツオも例外ではない。成績が悪くても許して可愛がるほうが気持ち悪い、と私は思ってしまう。昔に教員をしたときに成績が悪い生徒に「もっと頑張れ」と言った。本当は「こんなこともわからんのか」と大声を出したいところだが我慢していたのである。一つは他人である。一つはもともとのその子の能力、親が叱らないのに教員だけが叱っても仕方がない、その子の人生だからと自分に言い聞かせていた。強く当たれば43歳、当たらなければ15歳でこんな事件を起こすということか。つまり原因はあっても答えはないのである。