たけのことお守り


地元の寺院に嫁さんと祈願に行った。立派だが住職しかいない小さい寺。休憩所兼物置みたいなところに多分住職がテレビを大きな音で見ていた。ガラクタの垣間にお守りのケースを発見。1つくれというと「買うの?」という感じ。「いつも初詣に来ています、今回は願うことがありまして」というと「そうか、たけのこいる?」「えっ?」「裏の山に生えている、ついてきなさい」と墓地を抜けて竹藪へ。おおっ!たけのこ、先日テレビで見たばかり。自生しているたけのこを見るのは初めてだ。専用のスコップを渡されて「ほってみい」という。テレビで見たのを思い出しながら周りの土をとっていく。
「採れたてはアクが出ない。さっと火を通せばそのままで食べられるよ」と住職に言われ、お礼を告げて帰宅。玄関先で皮を向いて早速フライパンで熱を通して醤油をかける。うまーい。
採れたて数時間の旨味、春の味である。


ちょっと硬いところは下茹でしてたけのこご飯にした。