最近ハマったアニメ、ついついフィギュアを購入してしまった。写真をクリックしてみるとわかるがそこそこお高い。私は然るべきルートでもう少しお安く購入したが。(笑)
中高生におすすめの理科ネタ満載。大人には自然界の毒や漢方ネタがうける。炎色反応や粉塵爆発、唾液のデンプン分解、金属の融点など設定の時代にあっただろう科学がアチラコチラに。シーズン2の色のついた扉でゴールへ向かうなどは高校の伴性遺伝で出てくるね。時代考証はどうかわからないが、感染症の感染経路、高濃度アルコールの除菌などのシーンも出てくる。架空の世界なので中高生レベルの科学を散りばめるのはいいことだろう。画面はきれいだし登場人物はスタイルのいい美少女美男子ばかり、主人公だけをちびの痩せにしているところが良い設定だ。
ただ仮想中国なので人名がなかなか覚えられない。作画の限界で美人が全部同じ顔なのも覚えにくい。複雑な人間関係はネット動画などで解説されているので復習に見るとよいだろう。伏線回収を時間をかけているため飽きさせない、よくねっている。読解力のない人には途中でわからなくなるだろうな。
同じことをスターウォーズで言われたことがある。人間関係がよくわからない。とくにエピソード456を先にやってその伏線を123で回収するという回りくどいことをして挫折した人も多い。実は私も123公開当時挫折していた。残念なのはここまでお膳立てしたところでいよいよ789だ、というところで経営がディズニーに変わってしまい、テイストが変わってしまった。789だけ独立して見るならそれなりなんだろうけどスターウォーズブランドをぶら下げている以上、1から6までの伏線回収を期待するのだけどディズニーは興味がないらしい。ルークやハン・ソロの扱いも中途半端で全然関係ない若者のスターウォーズに徹しているのがなんとも。
話が戻って、薬屋は風呂敷をどんどん広げても人間関係を伏線でつなげているところが長い話になっても飽きさせない。某人気アニメみたいに次々に新たな敵が出てきて戦うということもなく塀の中だけで完結させようとしている。