2月28日は惑星直列という天体ショー。
金星:西の地平線付近
火星:空の高い位置、双子座の南の地平線上
木星:やや低い位置、おうし座付近
天王星:おひつじ座の境界付近(双眼鏡利用がおすすめ)
海王星:うお座付近。(高性能の双眼鏡がおすすめ
水星:地平線付近、みずがめ座(観測は困難)
土星:太陽が沈んだ直後の地平線付近(観測は困難)
というYahooニュース。
私の持っている天文年鑑には記述がなかった。記事には10年に一度と書いてあるがそれほど珍しい現象でもないのか。昭和の頃、少年誌に「ピラミッドの謎」「火星大接近」といった記事の中に「惑星直列」があったのを覚えている。太陽と惑星との引力が強めあって異常現象が起きるというもの。令和の時代にそんな無責任な記事を書く雑誌はなくなった。
そもそも高原か離島にでもいない限り地平線近くの天体を見るのは難しいし、人口の多い地域では天体観測自体が難しい。今の子供には響かないよなあ。
大船渡の山火事
14年前に津波にあって10年前に山沿いに家を建てたのに今度は山火事で家を失うかもしれない。という住民の悲痛な叫びをテレビで見た。まるで去年の能登のような話である。同じ場所に短い期間で違う災害という。
考え方が2つある。1つは災害にあったあとに土地を離れるという選択。家族や知人を失ったりした土地に住むのは嫌だということ。もう1つはこの土地が好きだから住み慣れているから住み続けたいという人。大体3対7くらいの割合か。能登の一部では人口が4割減少ともある。神様は残酷で同じ地域にさらなる災害を起こすこともある。
何度もここで書いていることだが、大船渡、気仙沼、陸前高田、浄土ヶ浜などのリアス式海岸の集落に行ったことがあるか。西側は山なので冬の西風が弱く北の地域にしては温暖、夏は涼しい。入り組んだ海岸線なので湾の奥は波も穏やか、海産物は美味しい。海辺の別荘みたいなイラストを書くと必ずこの辺の景色になる。自然は素晴らしいがたまに牙を剥く。ちょっとぐらい不便でもここでの生活は何物にも変えられない、と思う人も多いのではないかな。
注、西風が火災を大きくしたとあるのに「西風が弱い」と書いた。燃えている山が西風を遮ってくれているという意味だ。