
月が上がってくるのが遅くなっている。
風が強くて外には出ずにずっと引きこもっていた。
農水省の対応
今日備蓄米を21万トン市場に流すことが発表された。
それよりも驚くのがスーパーに置かれるのは来月末頃からという。おいおい、対応が遅すぎると批判されているのに発表してから市場に回るのに1ヶ月半も先だと。
テレビでは業者も含めた多くの人が備蓄米を去年の夏のうちに切り崩してくれればこんなひどい状況にはならなかった。前にもここで書いたが彼らは安すぎる米価に不満があったということだ。現在の価格が実はちょうどいいと思っているフシがある。もう一つは米騒動の犯人とされる買いだめしている業者を守ろうとしている。スカッと備蓄米を流して価格を下げて買いだめ業者をとっちめるようなことはしない。1ヶ月半も猶予を与えて高値のまま売り抜けさせようとしている。どうやら役人と買いだめ業者には何らかのつながり、利害関係が存在しているようだ。
さらに疑問なのが備蓄米をどこに流すかである。なんと集荷先のJAなどが受け取ることになる。本来ならできるだけ末端の大手スーパーなどに卸した方がより安く私達に届くのに、米騒動の片棒を担いでいるJAに卸して米騒動の犯人である中間卸し業者を通して市場に出回るようにしている。ここでも役人は誰を保護しようとしているかわかるだろう。悪徳買いだめ業者は手元の在庫を高く売り抜けた上に備蓄米も卸売して利益を二重取りすることになる。
さらに実は今の米価がいいと思っている農水省は出荷を遅らせるだけでなく情勢をみながら出荷量を調整すると言う。つまり安くなればそれ以上安くさせたくない。農家のためなどと言っているが嘘だ。農家は去年の秋に出荷は終わっていて年明けの今の米騒動には参加していない。さらに農家や作付面積が増えているわけではないので現在の需要過多は簡単には解消しない。
一つだけ農家にいいのは、米価が上がって今年の収入は増える。さらに頑張って豊作になっても簡単に暴落しないこと。
平成の米騒動のときも凶作で米が足りなかったとなっていたが、結局翌年の新米が出回る前になって卸し業者が買いだめしていたことが明らかになっている。農水大臣は知らん顔しているが、いずれ突っ込まれるだろう。
さらにトランプの関税問題。日本がコメの輸入に100%以上の関税をかけていることに是非突っ込んでほしいね。外米がスムーズに入ってくれば米騒動はすぐに収束する。アメリカ米やオーストラリア米が5kg3000円というのは完全にねじれている。そもそも2000円以下で売られていた外米が米騒動に乗っかって3000円というのはおかしい。多分同じ業者の懐にお金が入っていくのだろう。
お金のためなら何でもするってやつはどこにでもいるのだろうが。(ディズニーでは新製品が出ると転売ヤーが買い漁って大変な騒ぎだとか)