ただテレビを買ったという話のみ。つまらないです。

今まで使っていたのは2015年製パナソニック4K対応テレビ50インチ。
4Kに引かれて購入してしまった。4Kチューナーがない。まだ放送もソフトも出始めの頃だった。
テレビには4Kアップコンバート機能。さらにディーガも4Kテレビ接続を感知してアップコンバート機能があるものを購入。ただしBDのみに対応。数年は「あーきれいだ」と喜んで使っていた。(実は今でも不満はない)
ところが4K放送が始まり、4KBDレコーダーが当たり前になり、そして有機ELテレビがとんでもない価格で発売された。電気店に行って実物を見るととんでもない画質。4KBDレコーダーやウルトラHDBDを購入して見てもハイビジョンの一番いいやつ程度の解像度、3年前くらいから電気店でテレビ売り場で時間をかけることか多くなった。去年辺りから有機ELが20万以下で売られるようになった。
そして正月商戦が終わったところでカカクコムなどをチラチラ見ていたら最下位モデルで15万の文字が。今より大きい55インチだしまあこんなものかとポチった。
本当に翌日配送か、と家で待っていたら夕刻暗くなって届いた。箱がでかい。GRヤリスの後部ぐらいでかい。佐川の人が室内に運びますかと親切に聞いてきたが、室内で箱から出すようなスペースはない。庭で開梱して本体だけで室内に。ところが箱を持ってわかったが『重い』のである。本体を箱から出すだのが大変、重いしでかい。手をかけるところがない。箱に持ち上げ方が書いてあるが『必ず二人で』とあるのはそのためか。本体25kg、台座を別にすれば20kgなので持てない重さではない。ところが横が123cm縦が画面だけで70cm、一人で運ぶとなると対角線に手をかけるので手をいっぱいに広げた状態で20kgを持ち上げる必要、これが辛い。ものがものだけに無理に力を加えたり角を地面に落としたり画面をぶつければパーである。
箱から出して玄関にいれるまでで一汗、休憩、階段を持ち上げて2階の廊下へで一汗、ここで夕食、嫁さんは帰ってこない、一人でやるしかないか。体力回復で廊下へ、台座にアダプターをつけてそこに画面本体を差し込むという作業。持ち上げるだけで精一杯なのに本体の穴に台座のアダプターを差し込む。上から見ても見えない。何度かのトライでハマったような感触。手を離しても倒れない。確認するとハマっていた。ビスで固定して完了。休憩。
いよいよ8m先のテレビ設置位置まで移動。途中にソファーなど障害物があるので高く持ち上げる必要がある。台座もついたので重さは25kg。
ゆっくり確実に移動させてついにテレビ設置のラックの上に。休憩。ここで注意だが箱にも説明書にも二人でやることとと書いてある。私がナントカできたのは身長が180以上あって腕が長い、さらに筋力があるのででかいものを持ってもバランスを崩さず、落としたりしないから。体の小さい人だと持ち上げることはできても持つ場所が悪いと画面を傷つけるから辞めたほうがいい。
話は更に続く。
裏側にケーブルを接続。画面がでかいので手がすんなり回らない。いちいち横にずらせて接続部分を覗くことになる。HDMIを挿すのはほんの数分で終わる。オーディオへの光ケーブルもすぐに分かった。問題はすんなり行くと思ったアンテナ線。基本的には地上波とBSの2つなんだけど、ケーブルはみんな同じ形。繋いでテレビ電源を入れてチャンネルスキャンが始まると地上波は3局だけ、BSは繋がっていないと表示。4台のレコーダーに複雑にアンテナが入出力されているのでどこからテレビに分岐しているのか引っ張りだして確認。最近のレコーダーは小さくなっていて4台もあると確認がやりにくい。結局BS受信しているレコーダーから新たなケーブルでテレビに繋げる。こんなことしているから配線がぐちゃぐちゃになるわけで。地上波は古いプラグが接触不良、ちょいと処置して全局受信。1時間ぐらいアンテナ配線で悶絶していた。
次にやることがある。
テレビやレコーダーの動作確認が終わって休憩、ここまでで4時間。
次にテレビ以外の機能を使うにはGoogleテレビの設定。まずGoogleにログインする。こういう時になるとパスワードが。よくあることだ。PCのアプリで確認、あったあった。
そこそこ長い時間『設定しています』画面が続いてアプリ利用可能になる。5時に届いて11時になっていた。
画面が良くない。変に肌色が濃くて濃い部分の潰れが目立つ。メーカー設定のAIナントカモードは使えない。AIを外して画質調整できる状態にした。やはりほとんどの項目がプラス側に。とりあえずすべての項目を真ん中、プラマイ0にすると精細度がまして不自然な色がなくなった。電気店のデモ映像なら濃いめでもいいのだろうが普通の家では、特に我が家のリビングはテレビ周りを暗くして見やすくしているので過剰な明るさや色は逆に安っぽく見えてしまう。ちゃんと設定すると4K映像では女優さんに申し訳ないほど細かいシワまで見えてしまう。
BDでトップガンを再生したが機体のディテールが細かく立体的になった感じ。
店頭でデモで流している東京の夜景の映像は、有機ELの性能がよく分かる。液晶より一枚クリアになった感じ。黒の表現がいいのが暗い画面でよく分かる。