博多華丸 飲み会で“ビールの注ぎ方“は“時代錯誤“

後輩が残り僅かになった瓶ビールを自分のグラスに注ごうとしたエピソードを持ち出し、冗談めかしながらこう捲し立てていた。
「お前、どこばつぎようと? お前が処分せぇ、それは。新(しん)のやつ持って来い! 俺は先輩ばい! 金払っとるばい! なんでお前、ここを俺に渡そうとするとや!」
瓶の底に残ったビールはぬるくなっているため、先輩のグラスに注ぐことは “礼儀知らず”と感じるようだ。

「生ビールがきて、最初に先輩の前に置くやつ。悪いけど『この子は出世しないな』と私は思う」と主張。最初に運ばれてきた生ビールは泡が沈んでいくため、先輩には最後に届いた生ビールを渡すべきだという。

ネットで批判する書き込み
《こうした細かいお作法を年配の地位のある方々が発信するから、飲み会に行きたがら無い若者が増えるのだと思う》
《時代錯誤なこと言ってると思いました。ビールのルールもそこまでこだわってるのは聞いたことないです》
《偉そうに、、何様だよ普通ビールは先輩から置くでしょうが》
《ただの酒呑み老害…》

というYahooニュース。

私も若い頃に先輩に言われた経験を持つ。
書き込みを見ると先輩を立てるとかリスペクトするという感覚がまるでない。注意されれば気に入らない、優しくされればいい人と思う、という若者気質が露呈している。
ここでは若者が嫌うと書いているがこちらの方から願い下げだ。生ぬるくなったビールを自分が進んで飲むというのは先輩や周囲への配慮だ。それを老害と言うならそいつは美味しいビールを飲んでいないだけ。マナーと言うより価値がわかってない。
私は50代になって20歳以上若い人たちと話が合わないと感じてから飲み会忘年会はすべて欠席している。私はペイペイだしおごる立場でもない。ただ年上というだけのビミョーな立ち位置。話が合わない人とたっぷり会費取られてつまらない時間を過ごすのは嫌だ。そんな気持ちでいるのにぬるいビールをつがれたものなら一言苦言もいいたくなる。欠席するに限る。
細かい作法ではなくて美味しく飲みたいだけなんだけどね。ビールは氷で冷やせないしついだあとに泡も増やせない。ベストで飲むのが難しいんだ。
まずいビールを飲んでいるから消費量も減るだろうし。日本酒がアルコール添加の合成酒として普通に売られている。好きな人はいいだろうが吟醸酒や生酒を飲むと別物だよね。あれを日本酒として売っていることに日本酒の消費量を減らした原因である。戦後の混乱期に出来た酒税法の悪い部分である。本当にうまい日本酒はビールより高価だ。
だからせっかく飲むのなら美味しく飲みたいのだけどね。
会食するとき私は瓶ビールは頼まない。中生である。