部屋の片付けをしていたらホコリだらけの古い雑誌が出てきた。80年代である。
中山美穂のデビューの頃のグラビア、石田ゆり子のキャンギャルとかお宝?があちこちに。その中で目についたのがこの広告である。ロデオの名前がなくなってビッグホーンになった頃か。シンプルなスクエアなデザインは古臭く感じない。
それより諸元を見て驚いた。この頃はまだ5ナンバーなんだよね。トヨタで言えば今のルーミーやシエンタとほぼ同じ大きさなんだよね。このクルマに求められている四駆として日本の道ならどこでも走れるという実用性がにじみ出ている。ライバルランクルも4ナンバー5ナンバーがあった時代、林道や雪道や街なかを走るのに最も適している形と大きさなんだ。
スーパーや病院の駐車場は明らかに5ナンバーサイズのラインが引いてあるのに、マツダのCX〇〇とかアルファードとかハリアーとか迷惑な大きさのクルマが軽に混じって止まっている。軽と一部のコンパクトを除いて海外で売るためのクルマになっている。どんなにクルマの出来がよくても日本の狭い道路や駐車場に合わなければ不便なだけだ。
今さらあとには戻れない、懐古趣味を押し付けるつもりはないが、今こういうクルマに乗りたければ軽しか選択肢がないというのも自動車大国としてはなんとも。