声をあげ始めた “境界知能”で苦しむ人たち

首都圏情報ネタドリ! 声をあげ始めた “境界知能”で苦しむ人たち
というNHKの番組。

IQ85以下だが知的障害にはならない層を“境界知能”と呼ぶらしい。
番組では小中では頑張って学習していたのに成績が悪いという経験者が親とともに登場。「簡単な計算ができない、地図が読めないという症状がある。」という。
今となってはADHDをはじめとしていろいろな障害、病気が認知されている。番組の趣旨としては境界知能を理解して欲しい、さらには援助をして欲しいという感じになっている。
人にはそれぞれ生まれ持った長所短所がある。その短所をすべて税金やボランティアでなんとかしてくれというのもどうかと思う。
私は子供の頃の知能検査ではIQ100をだいぶ超えていたらしい。ところが小学校の通信簿はひどいものだった。中学受験をしてそこそこの中学高校に通ったが成績はひどいものだった。当然、親や教員からは「努力不足、集中力不足」と常に言われて育った。平均より上だと知ったのは社会に出ていろいろな人のことを知ってからのこと。
さらにあとから書籍やHPで知ったことが、私は典型的ADHDというテスト結果。確かに好きなことにはやたら詳しいし集中力がある。学校の勉強には興味がないし集中力も続かない。
社会に出たら、悪いところがちょいちょい出てしまい、転職や非正規雇用を経験する。私は精神的に悪いところがあるから保証しろなどと言えない。能力が劣っているなりに与えられた環境でなんとか生きていくしかないのである。計算が不得意な人が計算が得意な人と同じになるよう計算テストで点数を足してくれと言うようなもので、もともとの能力なのか努力不足なのかはこの際関係ない。
番組に出てきた境界知能という人は金髪である。さらに相当太っている。知能が高い低いにかかわらず、規則正しい生活、第三者からみて平均的な身なりというのが大事ではないか。少なくとも親も理解があり協力的なのだから、食生活や身なりについてはもっと気をつけるべきだろう。アルバイトをしても仕事を覚えない、計算できないからとクビにされたと言っている。それよりももっとだめなところがあったかもしれない。もともと持っている短所は誰にでもあるが、本来短所にすべきではないところまで短所にするのは番組の趣旨には合わない。
学校での学習は努力したのに報われなかったかもしれないが、本当に努力しなければいけないのは社会に出て親が死ぬまでの間である。芸能人を見ると多くはそれなりの苦しい子供時代があり普通の会社で仕事をするには向いていない短所があるように見える。でもでも、ほんの一握りではあるが高額所得の成功者になっている。少ない長所を活かして努力を続けたに違いない。芸能人は変わり者ばかりだよなあ。私もお笑い芸人をやれば、、、まあ大成しないだろう。