フジテレビ系当て逃げ映像

帰宅してフジテレビのニュースを見ていた。
ドライブレコーダー映像による当て逃げの瞬間だそうだ。
後方より軽トラが近づいてくる。接近してセンターラインを度々超えている。あおりというよりは、抜きたいらしい。
対向車がいなくなったところで、黄色い線を超えて追い越しにかかる。が対向車が来てしまいドライブレコーダーのクルマに接触して追い越していった。
あおり、追い越し禁止区間での無理な追い越し、当て逃げと軽トラが一方的に悪いわけで。番組でも強く非難している論調である。
当て逃げ犯に同情の余地はないが。ちょっと立ち止まって考えながらVを見てみる。
軽トラは明らかにペースが速い。すぐに該当の被害者のクルマに接近している。被害者は前にクルマがいたからと説明している。たしかに前に遅い軽バンがいる。
ところがよくよく見ると追いつかれた直後、被害者は速度を落としている。遅い軽バンとの車間が開いていることからも、わざと速度を落としていることがわかる。
そして問題なのは、加害者の軽トラが追い越しにかかるときである。被害者は加速している。つまり追い越しを妨害しているように見えた。その証拠に、接触した時の映像では先行の遅い軽バンがかなり近づいていた。
推測するに、追い越しを仕掛けた軽トラの邪魔をしようと加速、そもそも軽トラはそれほどのパワーが無いのでなかなか抜けない状況に、そこに対向車が来てしまったためそれを避けるように被害者のクルマに接触した。
映像を見る限り被害者は後ろから来た軽トラに「先にいかせる」「道を譲る」つもりはサラサラない。逆に追い越しを仕掛けられると邪魔をする行動をしている。
法的に悪くはないが、事故を起こされても仕方がない気がする。もし、もらい事故を避けたいのならば、追いついてきた速いクルマを先にいかせる心の余裕が必要だ。
私は自分もバイクに乗っているせいか、後ろから速いバイクが近づくと、先にいけと合図を出して道を譲る。速いバイクはすっと追い越してすぐに見えなくなる。
速いバイクやクルマに追いつかれるとすぐに「あおられている」と思い込むのは良くない。法律とは別に譲り合うという気持ちが日本の道路には欠如しているようにも感じた。ヨーロッパでは速い車に譲るというというのはマナーだと聞いたこともある。