年度末処理とWBC

私の仕事も年度末処理が先週から大詰めである。
報告書類を管理職に見せて、どうでもいい訂正指示。
「ここは半角」「ここは「"」でなく「“」、ではなく「”」だ」とか。
意味不明の訂正と無限のプリントアウト。資源だとかSDGとか関係ない。自分たちのスタンダードが正義なのだ。
疲れ果てて帰宅すると「〇〇文書の提出期限は明日だよ」と主任から連絡。
新入社員の私が入力の仕方も教えないで「できているか」はないだろう。30枚以上の文書を半日でできるわけないのに。週末を挟んで月曜日、本来の業務をやりながらの特攻仕事である。昼飯も食わずに午後6時、いよいよPCの画面がグルグル回って見えてきた。「すみません、翌日頑張るので帰っていいですか」ときくと「管理職に許しを請え」と言われた。パワハラだよな。そもそも仕事がわかっている自分たちがだいたいできたところでわかっていない私に「できたか」と言ってくるところから。
帰宅して嫁さんにぐちると「しょうがないじゃん、嫌われているのだから」と一刀両断、よく出来た嫁である。
ちょいと上司に頼んで裏技を使わせてもらい、普通の社員が5日(1週間)かかるところを初心者社員のおっさんの私が1日半で提出、今日は無事に検印ももらえた。

おっと、仕事の愚痴が長すぎた。

WBCは大いに盛り上がった。少なくともマスコミとにわかファンは。
私が思うには、やはりスーパーヒーローが必要なんだよな。大谷くんである。彼がいたから良い結果になったと言わざるをえない。
負けたら村上様のせいにすればいい。(笑)
私らの世代なら「王、長嶋」だよね。彼らがテレビに映っているだけでワクワクしていた。巨人ファンで申し訳ないが、その後は江川と松井ぐらいかな。巨人以外なら松阪ぐらいか。3回の三冠王の落合でさえそれほどでもなかった。
大谷くんはそういう意味で王長嶋に並ぶすごい存在なんだよね。バッティング練習だけで入場料が取れるとテレビで言っていた。
そういう意味で、今日の優勝会見は寂しいものだった。大谷くんがいなければ成立しないと多くの人が思ったことだろう。
東京で生の大谷くん(全盛期の)が観られたというところに今回のWBCの価値があった。ラストは仕事で見られなかったが、9回のピッチングで最後の打者を討ち取って雄叫びを上げたところでジエンド。
テレビでは永遠に同じ映像を垂れ流しているだけだ。