正社員年収433万円、非正規年収198万円「日本の絶望的現実」

ヤフーニュースで辛口のコラムを見た。
2021年の給与所得者の平均年収が443万円で、平均年齢は46.9歳だった。この年齢は、ちょうど就職氷河期世代と重なる。正社員と正社員以外それぞれの平均年収を見ると、正社員は508万円、正社員以外は198万円だった。
今の日本は、平均年収443万円では、“普通”に暮らすことができない国になってしまっている。

会社員・年収520万円
「イオン」で紙パックに入っている大きなサイズの甲類の焼酎を1000円くらいで買って、おつまみには100円 のバターピーナッツ。88円の厚揚げを買ってきてフライパンでごま油で炒めて食べる。
「年収520万もあるのに、そんなわけないじゃん。嘘だよ、プレモル飲んでるに決まってんだろ!」とは、思えません。異業界から保育業界に転職し、年収800万から520万にダウンした人(妻は専業主婦)に、嘘をつく必要などないでしょう。

 平均年収を得ている層は、夫婦で稼いでいても、そのどちらかが非正規雇用社員であることが多く、いつ契約を切られるかわからない。契約を切られたら、現状の暮らしを維持できないから、今のうちに切り詰める。さらに子供にかかる学費、将来のための学資保険も家計に重くのしかかり、心の余裕は削られる。

「なんでこんなことになったんだ?」という問いに、著者は、就職氷河期と呼ばれた1993年から2005年(さらに2013年まで)に進んだ雇用形態の変化を原因に挙げています。人件費削減のため、若者を非正規社員として雇用することを進めた。それにより、日本の強みであった中間層が崩壊したとのだと。
 経営側としては、非正規雇用者の契約期間を短くして契約を更新しなければ、合法的に解雇できます。社会保険料の負担も抑えられ、退職金も用意しなくていい。そのメリットは大きい。

派遣は麻薬と同じ。悪いと分かっていても、一度そのうま味を覚えてしまったら、やめられない。

たしかに、それが経営の実感でしょう。しかし、若者の非正規雇用化を官民あげて推進した結果が、この体たらく。 家庭を持ちたい、子供を持ちたいと思っても、それは高嶺の花である層は相当に分厚い。そのことに気づいているくせに「少子化が止まらない!」「子育て世代への手厚いサポート!」なんて、本当に「日本死ね!! !」と言いたくなる。

状況は厳しい。経営者に「麻薬」を断つ勇気はあるか? コロナに振り回され、円安による物価高に耐える国民に、増税を求める政治家に期待できるのか?
 (講談社BOOK倶楽部 2022年12月27日)
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というわけでみなさん、非正規の私の気持ち、わかっていただけたでしょうか。
最後にもあるようにコロナと物価高で苦しむ国民に「増税」と言い捨てるのはやはりひどい。彼らは何もわかっちゃいない。わかっているのはお金の計算方法だけだな。
すみません、あまりにも感動したのでほとんど切り貼りで掲載しました。
文句などありましたらすぐに取り下げます。