オイルショックの頃の未来


昨日の夕暮れ、積乱雲が少なかった。

今日は私が子供の頃聞いた未来の話をここで検証しようと思う。

その1 石油危機
子供の頃にオイルショックを経験した。この頃に石油は有限の資源であることが多く語られた。このまま使い続ければ60年70年というレンジで枯渇すると書かれていた。1972年+60年で2032年、枯渇はしていないがこの頃と同じくらいガソリン価格が上がっている。さらに枯渇はしていないがロシアが天然ガスの供給をストップさせたりしている。物理的な枯渇ではない枯渇がじわじわと近づく。2022年である。

その2 エネルギー危機
昭和30年代から40年代まで自然破壊の元凶とも言えるダムが日本中に作られた。利水や発電や防災には役に立っていた。しかしながら人口増加と電気消費の増加がオイルショック並みに打撃を与えるという予測があった。ガソリンが1L500円、電気代が1ヶ月数万円という未来。電気料金は一般家庭で去年同時期より2500円上昇、概数だが4割ぐらいは1年で上がったと思われる。我が家は共稼ぎで子供なしなのでこの猛暑でも1万円以下を維持はしているが、基本料が去年なみならもっと安かったということか。
家族が多い家などはとっくに2万円くらいになっているのだろうか。50年前の予言に近づいてきた。

その3 食糧危機
当時は人口増加による食糧危機が予測されていた。2022年は状況が違う。一つは戦争、一つは燃料費、一つは異常気象、この相乗効果で不足はしていないが猛烈な値上がりが続いている。
昭和40年代にまさか50年後に大国が戦争して食糧危機なんて誰も想像できなかった。すでにマグロやうなぎや牛肉などは中級以下の私らの食卓で見ることはなくなった。去年と同程度の価格の食品は米と一部の野菜だけである。

その4 宇宙計画
60年代から70年代にアポロ計画、70年代の終りにスペースシャトル計画発表80年代には飛び始めた。子どもたちには「大人になったら宇宙旅行」と言ってきたが、行けたのは2020年大金持ちだけだった。地球の周りには宇宙開発のゴミが無数に飛んでいるとか、海の中には海洋生物の総量と同じ量のマイクロプラスチックが浮遊しているとか。金持ちはきれいな景色、貧乏人はゴミにまみれる生活というのが未来だったのか。
最後に昨夜のISS