事務費967億円“クーポン”よりも現金で

ニュースやワイドショーではこのネタ一色。
大阪の人は5万円振り込む時に10万円にすれば事務経費がまるまる浮くだろう。とごくごく普通のことを言っているのだけど政府は違うらしい。お金のでどこが5万円と5万円で違うのだそうだ。どうせ血税なんだけどね。
さらに経費というが手間は自治体に丸投げするそうだ。地方公務員が直接もらうお金ではなくクーポンの印刷業者や振込手数料の銀行や事務用品や配達業者などで山分けだ。これで国民の支持が得られると本気で思っている。○○無料化とか○○金一律給付とかで公約して貧乏人の票を集めて当選してもそんなことで政治経済が回るわけもない。大抵が失敗している。今さらだが、ばらまくのなら公共工事の方が良かったと思ってしまう。

もう一つ
トカラ列島での群発地震、今日は震度5強という地震が発生。定期的に群発地震が起きていること、火山が多いことなど、もともと地震が起きやすい地域だと言える。
日曜日夜には日本沈没をやっている。なんだかドラマとリンクしているようで酔いそうだ。
ドラマの脚本で気になるのが常に政府と官僚が情報を得て先回りして対策を取ろうとしていること。SFだとは言っても地殻変動の予測の精度が高すぎる。今から50年前の小松左京日本沈没を書いたときも、令和の現在も、50年後もここまで正確に地殻変動を予測できない。火山の噴火の兆候をようやくつかめるようになった程度だ。地下数十kmの変化を人間が捉えること、予測することはそう簡単ではない。
それを起きてもいない状況で政府が移民の準備をするというのはちょっとねえ。やはり大きな地震が起きたり急激な隆起や沈降が起きて日本人が右往左往するというストーリーの方が自然で感情移入しやすいと思う。関東沈没あたりまではそれなりに楽しめたが、官邸の中だけのストーリーになって早送りすることが増えた。