休日の小さな幸せ

日曜日の午前に後輩から電話、午後に子供をつれて遊びに行く、という。
特に断る理由もない、いいよ、と言う。
15時過ぎに子供3人連れて我が家に来る。
「何して遊ぶか」と聞くと「キャッチボール」という。高学年の男子ならまだわかるが低学年の女の子もやりたいという。3人で近くの公園の広場へ。
そもそもがグローブをつけて軟球でキャッチボールなど何年ぶりである。ここ数年の首から肩の痛みでボールを思いっきり投げたこともない。
もう中学生男子は何年か前に遊んだときより球質が良くなっている。こちらはたかだか20m程度を届かせるように投げるのが精一杯。暇そうにしていた低学年女子も仲間に入れてあげてキャッチボールを楽しんだ。この日の関東地方は30度近い、風は爽やかではあったがしっかり汗をかいて帰宅する。
手、うがい、顔も洗ってリビング、「じゃあみんなで何か見よう」とテレビをyoutubeモードにして子どもたちの大好きな?!鬼滅の音楽を楽しむ、ちゃんとオーディオオンで7.1chで楽しむ。自宅には小さなテレビしかないとのことで4Kとマルチチャンネルを楽しんだ。鬼滅のあとはBTSとかニジューとか韓国物でワイワイ、あっという間に時間は過ぎて鬼滅の映画を見始めたところでサヨナラの時間、「また今度遊ぼうね」、帰っていった。
反抗的な可愛げのないガキなら嫌だが、こういう素直な子どもたちとは何時間でも遊べる。子供がいない私にとってのささやかな幸せであった。

もう一つ
前日からテレビを見ているとニューステロップで「○○議員が○○大臣内定」というのが盛んに流れる。休日にバラエティを見ている人には興味ない話、ブラタモリなどの教養番組や音楽番組で流してほしくないよなあ。そもそも派閥の争いになんの教養も芸術性もないのだから。
実績関係なく大臣の首を付け替えて、75歳以上のおじいさんを役職に残すなど人事にまるで説得力がない。菅続投ではないということだけがプラス材料で衆院選に自民は大勝できるのだろうか。

もう一つ
芸能ニュースでタレントの小倉智昭がステージ4の肺がんだという。いろいろな説があるのだけど私が自分のがんの手術の前に聞いた話ではステージ4での5年後の生存率は30%以下、実質20%以下だという。
数字の開きはがんの転移のしやすさ、転移状況によるという。90年代の医療では腹を開いて外科的に見て判定したものだが、今は各種検査や内視鏡などによって開く前にかなり正確に転移状況などわかるそうだからステージ4はそれなりに悪い結果、悪い話である。
私らマニアの世界では小倉は有名である。自宅に素晴らしいオーディオルームに機材を揃えていて、ソフトも大量に所有している。いかにも成功者ということなんだけどね。
彼は何年か前にも大病をして番組を休んだりした。そのへんで仕事に見切りをつけて養生すればもう少し長生きできたかもしれない。別の見方をすればああいう人はテレビに出てなんぼという人生。最後の入院をするまで現役でいたかったのだろう。