たけしが東京五輪へ突き進む政府に苦言

コロナ禍に打ち勝つことを目的に東京五輪の開催へ突き進む政府の動きに対し、「(戦争)晩年の日本兵みたいなもの。負けるとわかっていて戦争を続けているようなもんじゃないか」と苦言を呈した。「第2次大戦で失敗した原因が、(劣勢でも)『まだ勝ってる』って言ってたんだから」
たけしのTVタックルでの発言。
以前私がここで書いた大戦末期の日本の状況というのとよく似た発言である。
先の大戦をそれなりに経験研究している人なら大なり小なり思うことではある。
先進国の中でも日本の対応はゴテゴテなのは明らかである。
文化や国民性で感染者数が抑えられているに過ぎない。
五輪以前の問題として、GWにおける北海道沖縄の感染拡大、今日のニュースでは週末の江ノ島や鎌倉の人出など、特に感染が抑えられる要素が少ない。
IOCも政府も東京都も誰にも五輪は止められない、という立ち位置らしい。
というわけで金の亡者が気の済むようにやるしか無いのだろうね。
これもまた、大戦末期と酷似しているわけで。
海軍は敗戦処理のために大和を沖縄に向けて出動させたとか。
せっかく作った各地の競技場のために出港させるしかないということだ。
その後、どれだけの若者が犠牲になるかは彼らの考えにはない。
若者の命など大したことは無いのである。