肥薩線と人吉


8年前に人吉から霧島に肥薩線の撮影旅行をしたときのもの。
人吉周辺の写真をアップした。
多分この撮影場所は水没したんだろうなあ。
昨日もここで書いたが素晴らしい地域である。
自然との距離感もちょうどいい。
山の恵も海の幸もいただける。
ただし勘違いしてはいけないのは自然は人間の敵である。
山には人間を襲う動物もいれば土砂災害もある。
海や川も時折牙を向くわけで。
アホな人間はコンクリートの構造物で自然を制したような思い込みをしているが
自然を制したのではなく壊しただけだ。
相手を皆殺しにすれば襲われる心配はない。
人の命は大切だが自然の猛威にはかなわない。
豪雨が降れば川があふれる、よく考えれば普通の自然現象だ。
何世代に渡ってこの地に住む人達は高台に住む。
ところが何十年に1回の洪水のために毎日坂を上り下りは嫌だ。
という人は便利な低い平地に住めばいい。
ただし何十年に一度は泥水に浸かる。
自然との共生とはこんなものだ。
(人が住まない空いていた土地に老人ホームなどが建ったわけだな)
何度も書くが自然は人間の敵だ。
自然の中では暮らせないので、断熱性の高い家に住んでいる。
草木を切り倒してアスファルトの道路を作る。
生活はできるだけ自然を排除しているわけだ。
こういう災害を避けたいというなら私の住んでいる東京20km圏内に住みなさい。
地域にもよるが駅チカなら坪100万円、ちょっと不便な場所なら坪50万円ぐらいで土地が買える。
自然災害で死んだ人は100年以上いない(と思う)ので移住してみてはどうかな。
もちろん、都会に逃げ出す人など少数だろう。
この地域の素晴らしさを簡単に捨てたりできないだろう。
早く元の美しい人吉、球磨川に戻ってほしい。