4月外国人観光客99.9%減

というニュースを見た。
かっこよくインバウンドなどと言いたいところだがピンとこない言葉だ。
もともと外国人を訳すとエイリアンだった。
ところが1978年のあの映画が原因かはわからないがフォリナーに変わった。
同名のロックバンドがあったっけ。
インバウンドは本質的意味が違うとは思うが
古くから外国人を表す英語はピンとこないものが多かったということだ。
いまさら99.9%減と聞いて「エエッ」と思う人もいないだろう。
だいたい飛行機が飛んでないし、入国拒否なんだから。
この2ヶ月観光を生業としている人たちは大変な思いをしていることだろう。
個人的には手を差し伸べたいのだけど「来るな」と言われているから。
外国人が来なくなって私ら日本人観光客はホッとしている。
ホテルのカウンターででかい声でかい荷物の中国人の集団を見なくて済む。
観光地でやたらテンションが高い外人とぶつかりそうにならずに済む。
往来で急に立ち止まってスマホのついた棒を振り回す中国人に会わずに済む。
観光業の人たちは当分外人が少ない状況が続くことで痛い思いをするが。
もう一つ
99.9という数字。
つまり1/1000ということ。
調べたら実数が2900人、前年実績が290万人ということ。
うまいこと数字が揃ったわけだ。
政府が入国拒否を指定した国からではない観光客が入国したのだろう。
ただこのご時世、飛行機に乗って海外旅行をしようとした2900人は
どんな気持ちで成田に降りたのか。

と、偉そうに書いているが、私も宣言が出る前に旅行をした。
他人のことを言える立場ではないか。