名古屋飛ばし

wikiより
1970年代には既にあった表現で1980年代には歌手のマドンナやマイケル・ジャクソンの来日時など、
それまで大きなイベントやコンサートで名古屋公演が実施されなかったことも度々あったが、
1992年(平成4年)に東海道新幹線のぞみ301号の名古屋駅通過が「名古屋飛ばし」としてより大きくクローズアップされた。
「のぞみ301号」は、関東のビジネス・出張客が早朝6時に出発して、
大阪市内近辺のオフィスへの出社時刻に間に合うように設定された。
しかし、当時は夜間の保線工事の後、地盤を固めるために、
早朝の数本の列車については減速運転をしなければならない事情を抱えていた。
登場当時の「のぞみ」の売り文句であった「東京 - 新大阪間2時間半運転」が不可能となり
苦肉の策として名古屋・京都両駅を通過させることで対応しようとしたのである。

私は語源は新幹線だと思っていたが、以前からあった言葉だったのだね。
なぜ政府が名古屋飛ばしをしたのか、いろいろなデータを見ると不思議である。
wiki名古屋飛ばしの記事を読むと面白い。
上記のように理由がはっきりしている上に、名古屋からは前後のひかりで新大阪への利便性は問題ない。
それでも名古屋の人たちは感情的に反発したようである。
私は当時この報道を見たとき「のぞみは名古屋通過」と思っていたが
他ののぞみは名古屋京都停車と知ってがっかりした。
例えば京急エアポート快特、品川の次は羽田空港と目的地まで最短で結ぶ、
みたいな速達列車の存在があってもいいではないか。
それを名古屋の人たちは気に入らないという理由で反発したわけだ。
今となってはのぞみ中心の過密ダイヤゆえ、全列車品川新横浜停車である。
不規則な通過をするとダイヤが組みにくくなる。
時間短縮より利便性を優先したのが今ののぞみダイヤであろう。

私は勉強不足ゆえ、緊急事態宣言に入るか入らないかの違いがよくわからない。
都知事や県知事が夜間外出自粛を宣言した時点でほぼ緊急事態ではないのか。
名古屋でも多分知事や市長がそれなりの自粛を要請していることだろう。
やはり国のお墨付きが必要なのだろうか。
まさかとは思うが宣言地域とそうでない地域で経済対策などの格差があるとすれば
地方都市の人たちはそれを怒らなければならない。