時速360キロの営業運転だそうである。
ただし、盛岡から先は違います、といういつものフレーズ。
その試験車両が公開されたというニュース。
とんがっています、と言わんがばかりの長い鼻。
素人のアナウンサーや自称知識人は「空気抵抗が」と言う。
100%間違いではないが90%以上は間違い。
そもそも新幹線車両の形状は高さ3.6m幅3.4m
長さ400mという形状である。
つまり焼き鳥の串のような形、したがってノーズが数m違うだけで
空気抵抗などたいして変わらないのである。
昭和33年の151系こだま型から39年新幹線0系の空力程度で
200キロ以上は余裕で出てしまうわけで。
モーターのパワーに依存する。
もちろん車輪の真円度など地味な技術はてんこ盛りだが。
今の新幹線の空力はほとんどが騒音問題対策なわけで。
スカートや連結部分やパンタなどほとんどが騒音問題対策の形状なんだ。
そこでどうするかがデザイナーのセンス。
東海の700系シリーズ、東日本のE5E6は同じ設計思想の形だ。
トンネル突入時のナントカ、というのが理由なんだけど。
どうせ大差ないのなら500系のようにかっこいいデザインにできないものかな。
もう一つ
あのムダに長いノーズを活用できないものかな。
例えば小田急ロマンスカーのように運転席をノーズ最後部の高いところに設置
その前のノーズ部分にガラス窓のあるパノラマシートにする。
快適性無視の狭いスペースだが需要はあると思うよ。
線路から1mぐらいの低い視線で時速300キロ以上の全面車窓は
マニアにはこの上ない景色だろうねえ。
考えただけでもゾクゾクする。(笑)