「外食4重苦」吉野家HD赤字転落

「原材料高」「人件費高騰」「コンビニ弁当など中食との競争激化」
「消費者の低価格志向」という4重苦
だそうだ。
テレビの旅行、グルメ番組で『○○一杯1800円』となると
演者が「やす~い」を連発。
つまり普段1800円以上のものを食べている。
もしくは1800円以上のものしか知らない。ということだ。
牛丼並盛り380円(たぶん税込み)は大健闘。
近くのスーパーの弁当でも税抜き399円が主流である。
しかしながら、牛丼の並盛りは見方によってはちょっとチープ。
美味しいし、そういう食べ物なんだけど。
コンビニでおにぎり2つ買えば250円、やっぱり牛丼は大健闘だね。
大学の学生食堂や企業の社食でも定食は500円前後、
ただしこちらは品数もあってボリュームもある。
私の勤務先は食堂が無いので、研究室がある時は
そこのコンロやバーナーでスパゲティを茹でていた。
1キロ250円のスパゲティだと100gは25円、ソースは240g100円のものを
4回に分けて使ったので1回25円、コショウやタバスコ、ガーリックが少々で10円。
税込み60円ぐらいだな。
設備がない職場だと冷凍スパゲティ150円をチンしていただく。
涙ぐましい努力をしての、カメラや旅行。
先日のバラエティ番組で新橋のお父さんにインタビュー。
昼飯の350円の弁当や社食の安いメニューを450円にしたい、
というコメントが多かったのだけど。
このお父さんたちは週に何回か帰りに新橋で飲んでいると言う。
一回ビールとおつまみを頼めば1500円から2000円取られるだろう。
昼食を50円100円節約するより効果的な事がある。
景気が悪いとはいえ郊外の駅チカの飲み屋街は毎晩そこそこの賑わいである。
昼飯を節約してまで800円のビールを飲みたいのだよね。
お父さんたちは嫁さんにお小遣いを上げてほしいと切望していると言う。
月に3万4万程度だそうだ。
会社の帰りにちょいと一杯と食事で3000円とすれば10回ぐらいだね。
(酒と夕食で都会で3000円は安すぎるか)
昼食込みの小遣いなら8回弱、週に2回程度か。
個人の飲み食いで月に4万円も使ってしまうのはすごい。
月収手取り20万家族3人ならエンゲル係数は50%だね。
そういう金銭感覚が多数派だから500円のコンビニ弁当が飛ぶように売れるわけだ。
牛丼380円、ハンバーガー380円、コンビニ弁当500円は安いという感覚なんだ。
私のように年収が平均以下の貧困層には外食など夢のような話。
何度もここで書いているが、飲み会は誘われてもほとんど断る。
忘年会も出たことがない。
そんなことで友達などできるはずも無し。(笑)