先日も似たようなことを書いたのでまたかと思った方はスルーして下さい。
今の自動車の製造技術は、特に日本は、すごいのである。
パーツの精度、組付け精度もミクロン単位。
何ヶ月か使えば個体差による不具合は生じるかもしれないが
基本的に生産工程が同じなら、全く同じ製品がラインから出てくる。
もしかしたら、不具合があるのかもしれないが。
今回問題になっている不正は燃費や騒音。
すでにユーザーや販売店にはなんの影響もない。
出荷時の車検に当たる検査の不正が話題になったが
この辺の検査というのは、すでに有名無実。
不正でやらなかったり間違ったりしていてもなんの問題も起きていない。
何年か前に三菱自動車の不良があったが、あれだって事故が起きて初めてわかった。
昭和30年ごろの価値観による車検制度など事故や故障防止に役に立っていない。
数年で10万キロ走るようなクルマなら、
車検とは言わずに6ヶ月に1度は点検すべし。
自動車業界や土木業界は役人の既得権益のための制度ばかりで
ユーザーのためという概念はほぼないね。
もう一つ
台風24号が近づいているそうだ。
平成30年は自然災害の当り年となってしまった。
あと3ヶ月ちょっと、神様からの試練を甘んじて受けるしかないのである。
ここ数年でわかったことだが、日本の狭い国土の多くが
水害や土砂災害の危険があるということ。
海の近くなら津波の危険がある。
3.11で被害を受けた海沿いの地域では、コンクリートの壁を作って
さらに山を削った土を運んできて土地を嵩上げして家を建てている。
そんな不自然な場所に住んでさぞ安心なことだろう。
もちろんそれには理由がある。
日本の多くの海沿いの街はそこしか平らな土地がないのである。
あとは山岳部が大半なんだな。
私は生まれたときから関東平野、東京近郊に住んでいるが
こんなに広い平らな土地は日本では珍しいのだが、
関東を含めて平らな大都市に人口の5割以上が集中しているわけで。
人口集中が問題になっているが、日本の国土の特徴を考えれば仕方がない。
土砂災害が起きるような崖の近くに住むのなら、大都市に人口集中したほうがいい。
ただしごみごみしているし、道路はいつも混んでいるし、空気は悪いし。(笑)