これで車検切れのクルマが減ると思っている人がどれだけいるのか。
そもそも車検が本当に必要なのか、という議論になる。
6ヶ月毎の定期点検も義務付けているわけで。
毎年バイクも含めて8000万台が車検の対象だそうで。
本来の目的は整備不良車の事故を防ぐということなんだが
バブル期あたりから自動車はメンテナンスフリーと言われるようになり
路上で故障で止まっているクルマも見なくなった。
さらに電子制御が普通になり2000年からはハイブリッド車。
複雑な電子制御がエンジンルームをブラックボックス化。
はたして車検がどれだけのパフォーマンスがあるのか。
それでも世界で最も厳しくカネがかかる車検が続くのは
制度にズブズブの業者と公務員を養うためである。
税金や保険も含めて車検がだいたい15万円とすれば
12兆円産業だ。利権を簡単に手放すわけがない。
さらに間抜けな免許制度を含めればクルマに関する制度や規制で
生きている人はどれだけいるのか。
一方、車検制度がなくなれば、整備士による点検確認がないまま
何万キロも走り続ける人が続出してそれはそれで危険かもしれない。
だからと、点検整備をちゃんと行っているクルマを何万円もかけて
車検整備するのは納得できないには変わりがない。
正直者がバカを見る、お役所仕事の典型である。