オウムの歴史的な日

30過ぎて大きい会社を辞めてしまい、小さい仕事をもらって
薄給でその日暮らしをしていた頃、オウム事件が起きた。
私は理系だし、会社から飛び出たわけだし
境遇としてはオウムに入る素質は十分にあったわけで。
もし、美人の勧誘員に優しい言葉をかけられれば
あのときならなびいて行ったかもしれないな。
しかしながら、組織集団の中で流れや思想に迎合する性格ではない。
だから会社を辞めたわけで。
さらに、独裁国家や独裁企業が長いこと繁栄したという話はほとんどない。
創業家が後ろでゴソゴソ動くことは大いにあるが
おもてにしゃしゃり出て、あーだこーだと指示命令をしている会社は
10年もたないな。
オウムの松本体制もだいたい10年だった。
たとえは悪いが田中角栄の栄光の時代も10年ぐらいだった。
今の私は歳をとったのでやり手のトップのしたで
ヘイコラ働くことはできるようになった。
若い頃はすぐに飛び出してしまったから。(笑)
前置きが長くなった。
午前9時を過ぎてから、複数オウム幹部、死刑囚の死刑執行が始まった。
10年前後死刑囚として生きてきたわけで。
いつ来るかわからない死の恐怖を十分味わったに違いない。
心の弱い私など発狂してしまうかもしれないな。
私の話は置いといて
オウムの残党が残っているそうで、コイツラが処刑を引き金に
なにか事件を起こすのではないか、と警察公安が動いているそうだ。
このまま何も事件がなければいいが。