もともとそんなにサッカーが好きなわけでない。
それでも流石に10時からはNHKを見ていた。
最初の数分で大きな動きはあったが、その後は膠着状態。
パスは通らないしスピードも遅い。
相手が1人少ないから互角というのも煮え切らない。
同点にされたところで、裏番組のお笑いに変えてしまった。
しばらくしてから嫁さんが「サッカー見ないの」と言ってきたので
後半を途中から見た。
まあそんな程度だ。
と、思ったらそんな人はたくさんいることをニュースで知った。
例の渋谷などの繁華街の騒乱である。
そもそもがあそこにいる人達は試合を見ていないのである。
見たと言っても人混みの中で小さな画面で見ていただけだ。
それが『勝った』となるとあの馬鹿騒ぎ。
サッカーなんかどうでもいい、ただ大声出して騒ぎたいだけで。
ある意味、屈折した人たちなんだな。
テレビではあの人達をサポーターとしていたが。
それでいいのか??
もう一つ
テレビでは微笑ましい映像として、あるお家である家族のドキュメント。
子供が小学生から幼稚園児まで。(だと思った)
大人たちはビール片手に盛り上がっているが、子どもたちの反応はいまいち。
そもそもがサッカーに興味がない様子。
近所のお家を見てもだいたい9時には子供の声が聞こえなくなる。
9時過ぎに子供を起こしておくのは虐待に近い。
ところが大人たちはサッカーで盛り上がりたいから、子供も道連れということ。
私が子供の頃、大晦日の夜だけは夜更かしが許された。
しかしながら、紅白を最後まで見た思い出は小学校高学年からだな。
20代30代の若いお父さんお母さんには子供中心の生活で深夜のスポーツを
わいわい楽しめないというストレス、わからないわけでもないが。
だからと、子供を道連れというのは方向性が違う気がする。
ワールドカップの日本戦は特別だからいいじゃん、と言われそうだが
そうやって育てられた子どもたちが少なからず渋谷で騒いでいる。
そのように育てられたから仕方ない。