オケ老人、映画評

2016年末の公開、2017年夏にDVD発売。
今日観た。
杏、映画初主演!というのが広告の最初のフレーズ。
私が最初に映画で見たのは東野圭吾ガリレオシリーズ真夏の方程式
鮮烈なイメージ、日焼けしていたが透明感がハンパなかった。
同じ年にNHK連ドラヒロインと開花した時期だ。
それが2016年に初主演とはちょっと意外だ。
ストーリーはこの手の日本映画定番のもの。
ところがキュートな杏ちゃんにメロメロ、ストーリーに入り込んでしまい
涙を流してしまった。
私のようなひねくれたおっさんがここまで入り込んでしまうには他にも理由が。
基本的に登場俳優が老人の設定なんで昭和の名優が。
その台詞回しが昭和なンんだな。
他の人の評価でも寅さんを思い出すとあった。
もう1つが、主人公の設定。
高校の教員となっている。
教員は過酷な勤務、とか、こんなことをしたら生徒が、とか悲壮感がない。
音楽やりたいとか、お菓子作りの修行へとか、やたら精神的に余裕がある。
今の時代の若い教員とはちょっと違うね。
さらに古いテープレコーダーを修理するとか、
大型店の出店で街の電気屋が、とか
そもそもの設定が昭和、もしくは平成の初期だな。
そう考えると、スウィングガールズからの一連の頑張れ映画の多くが
昭和臭さを感じるのは私だけかな。
今の時代は頑張ってよかった、というようなストーリーが
作りにくい受け入れ難い時代ということなんだろうね。
ヒロインのやたらキュートで透明感ある杏ちゃんも今31歳、
映画撮影時は29歳ぐらい。
ギリギリ昭和生まれ、タイムスリップしたような作品のヒロインにふさわしい。?!