という記事を読んだ。
スポーツはMTだろ、と言いたいようである。
私もインテグラタイプRや86などちょいちょいMTを買ってしまうが。
普段の自分の足として考えたときに一言いいたいことがある。
ATやCVTはそれなりに良くできているのだけど
多少なりとも機械的なロスがあるのが気になってしょうがない。
わかりやすいのが発進時、止まっているタイヤに動いているエンジンの動力を
伝えるわけだから、どこかで力を逃してやらないとガクンと動いてエンジンは止まる。
動き出してしまえば今どきのATもCVTもロックアップなどの機能があるから
伝達ロスは最小限にはなっているが、そもそもが回転数の違う軸を
繋いでいるわけで、力を逃してあげる機能はつねに働いている。
MTはそういう意味では理想的なのである。
自分の意志と感覚でクラッチとギアの操作をすれば
最小限のロスで済むわけで。
私はクラッチを大切に使うタイプなので、10万キロはクラッチをもたせられる。
半クラッチを多用してクラッチを滑らせてしまう人はATの方が良いね。
何が言いたいかと言えば、究極のエコカーになりうるということだ。
発進はエンストノッキングすれすれの回転数でクラッチを繋ぎ2000回転手前でシフトアップ。
もしくは2000まで回して3速次に5速とシフトアップしてもいい。
そのクルマ、エンジンに見合った運転をすれば、どんなクルマでもエコカーになる。
スポーツカーはエンジンのパワーをできるだけ多くタイヤに伝えるクルマだから
実は同じ意味なんだよね。
私はMTなら市街地でモード燃費を超える。
実際86でも平均13キロは出ていたな。(ついついアクセルをフンじゃうけど(笑))
だったらみんなMTにすれば、と言いたくなるが
運転が下手な人はどんなクルマに乗っても下手は変わりない。
こういう人は設計者が設定したアクセルの開度と速度でATやCVTを
走らせることが一番のエコ運転になる。
もう一つ
歩行者用の信号がチカチカしているのが見えたらどうするか。
私の前をちんたら走っているクルマは片側二車線の真っ直ぐな国道の真ん中で
いきなりスピードを緩める。
もちろん、見事に黄色で停止してしまう。
信号が青なのにスピードを落とすのは果たして正解なのだろうか。
多分このドライバーは安全運転だ、と主張するだろうが。
黄色になっても速度を上げて突っ込めとはもちろん言わないが
道路の流れに乗れていない、自称安全運転には疑問。
さらに余分に停車すれば当然燃費が悪くなるし、
後ろを走るクルマの燃費も悪くさせる。
環境を悪化させている原因にもなっているのだけど
本人にそれを言えば「俺の勝手だろ」と開き直るのだろうね。
あおられたり蛇行運転されるのが嫌だから黙っていよう。