有権者とは誰のことか

総選挙である。
いつも不思議に思うことがある。
選挙カーで右翼のように大音量で走り回ることにどんな効果があるのだろうか。
窓を閉め切った部屋の中まで聞こえる大音量で連呼して
「ああ、この人に投票しよう」と有権者は思うのだろうか。
さらに、繁華街で街宣活動、さらに演説。
本来の選挙の姿ではあるのだけど、平日は私らは仕事をしている。
休日のターミナル駅に行くことも殆ど無い。
つまり一般的な社会人は休日に大音量の選挙カー以外に選挙に触れることはない。
ところが、選挙には多額のおカネが使われているという。
私ら労働者以外の人のための選挙活動ということになる。
労働者以外ということは仕事をしていない人たちだな。
ニート生活保護か65歳以上か。
毎月夫婦で10万円近い税金をせっせと献上している私ら労働者を軽視して
数百億円使う総選挙は誰のためのものなのか。
都市部で投票率が40%を切るという理由もなんとなくわかる気がしてきた。
その昔、シンキロウ首相が投票に行かないで寝ていればいい
と、言った理由が今になってわかってきた。