「ひとみ」失敗JAXA理事長ら給与10%自主返納

このニュースは2つの見方がある。
一つは舛添の事件。
とにかく先に謝っとくという考え。
事業の失敗は管理職の責任だ。
先にも書いたように、偉い人が頭を下げると何故か庶民は納得する。
それでも頭を下げただけでは、というクレーマーもいる。
そこで減給だそうで。
10%だそうだ。
基本給50万円なら5万円である。
5万円は庶民には大きい金額だ。
だから庶民代表のクレーマーは納得するのかな。
もう一つは最先端技術の失敗ということ。
アホの役人と政治家が手を組んで、田舎に高速や新幹線を通したが
採算がとれないという失敗と一緒にしてはいけない。
宇宙技術などいくら完璧を試みても成功率は五分五分なのである。
理論上は完璧でも失敗の危険はつきまとう。
アメリカのスペースシャトル計画では何人もの命が失われている。
不正でも犯罪でもないことでも、責任を取らなければいけないということだな。
偉くなる、管理職になるというのはそういうことだ。
失敗のリスクも含めての管理職手当ということだな。
実際、大企業で管理職になった私の親父は、
確かに給料は上がったけど、お茶くみの女の子が結婚するたびに
ご祝儀をとられると嘆いていた。
打ち上げた宇宙船が失敗するのと、部下の女の子が結婚するのは
金銭的には同じ意味ということだ。