昭和のかけら、ルーペ


何に使うルーペか、わかった人は昭和である。
それもかなりマニアックな昭和である。
実際はデジタルが主流となる平成初期までの話だけど。
答えは、フィルムルーペ。
35mmフィルムを直接見ても小さすぎる。
そこでこのルーペでのぞいてピントが来ているかなどチェックしたわけだ。
デジタル時代になればパソコンモニタでいくらでも拡大して確認できるようになったが
アナログ時代、銀塩フィルムでは紙にプリントする以外に確認の方法がなかった。
ポジなら見やすいがネガフィルムをルーペで拡大しても、素人の私にはわかりにくかったなあ。
それを、なぜ今ココに出してきたのか。
それは、職場に出入りしている写真屋さん。(見るからに私より年上、昭和の人)
ニコンの上級機種のデジタル一眼レフを使っているのだけど
試し打ちしたあと、モニタを確認する時これを使っているのを見た。
私はカメラのボタンで拡大するのだけど、この写真屋さんはモニタをルーペで覗くのだ。
それがやけにかっこよく見えるのである。
というわけで、古いカメラ用の防湿庫から取り出した次第である。
もう一つ
多くの人はお気づきかもしれないが、わたくしごと
先週末から体調を壊して寝こむことに。
水曜日から職場復帰したが仕事が忙しく、体調もあってストレスがたまりまくり。
こういう時、過去を振り返るというタイプの人は多いよね。
80年代、R30、懐かしの○○などいろいろなコンテンツがある。
卒業アルバムを開く人もいるだろう。
別に私の歳のせいだけではなかろう。
ちなみに今日は疲れ果てて帰宅すると70年代後半のピンクフロイドのCDを聴いていた。
昭和が終わってから27年も経つのだなあ。