鬼怒川の堤防決壊 濁流に耐えた白い一戸建て

ここで説明しなくても毎日のように垂れ流される
ニュース映像に映っている白い四角い2階建ての一戸建て。
ヘーベルハウスだそうだ。旭化成株式会社。
ここは古くからヘーベル板という発泡コンクリート板を利用した建物。
一般的なコンクリートの欠点を補うとされている。
さらに、ヘーベル板に強度を求めず、構造を鉄骨構造としている。
強度があるため古くから3階建や屋上庭園などのプランがあった。
また、重量のある建物を支えるため、木造に比べるとかなり立派な基礎がある。
建物の強度が十分で横からの力にも強かった。
基礎がしっかりしていた。
建物の重量と基礎との接合がしっかりしていた。
などなどの理由で耐えたと考えられる。
他の人のコメントを見ると、3.11の時はダメだ。というのがあった。
場所にもよるだろうが、街が壊滅したような場所は水深が5mとか10mに達していた。
屋根まで水没するような水流はさすがにどんな建物も無理だよね。
最新の住宅であれば1階天井より下の水位であれば生き残る可能性は高い。
特に土石流などの水害はコンクリート系の住宅が強い。
随分前だが鹿児島の土石流災害で1軒だけコンクリート系の住宅が残っていたのを覚えている。
鉄骨系の建物が強いというのはある意味間違い。
鉄骨造でも表面を耐力のないボードで貼り付けたような
通称プレハブ住宅はいい加減に作ると案外弱い。
強い風で鉄骨が曲がった工場や倉庫の映像を見たことがあるだろう。
骨組みと頑丈な耐力壁が強さを生むというのが一般的か。
ちなみに、我が家はコンクリートパネル工法の住宅である。
理論的には一番強いと言われているが、はたして。