マッドマックス

私の大好きな映画の一つである。
2でもサンダードームでもなくマッドマックスなのである。
もともとは警官と暴走族との死闘というテーマがあった。
ある意味社会派でもありリアルでもあった。
ところがである。
低予算のB級だったマッドマックスは大当たり。
79年の1から2年後の81年に2が公開。
その後のマックスという設定だが、すでに街も警察も消え失せ
ドメスティックな設定となる。
そして、3ではカーアクションもなくなってしまい元々のテーマなど消え失せた。
回を追うごとにハリウッド色、エンタメ色が強くなりディープな1の世界観など吹っ飛んだ。
1は年に1度は楽しむが、2以降は何年も観ていない。
というわけで、今年4作目となるマッドマックス 怒りのデス・ロードが公開となった。
観た若い後輩が面白いと言っていたが、原点回帰しない限り観る気はしないなあ。
面白かったのが、その若者の親が「やはり1が一番だ」といったそうだ。
親というのが私と歳が近い。
1を初めて観た時の衝撃は大きかったのだ。
ここはひとつ、もうジョージ・ミラーには頼らずに原点回帰のマッドマックスをハリウッドで作ってもらおうじゃないか。
当然主役はV8スーチのフォードのインターセプターでいいだろう。
アメリカではいまだにマスタングなどのマッスルカーを作っているしね。
暴走族もカワサキやホンダのバイクでいいだろう。
全く笑うシーンのない暗いカーチェイスありきのマッドマックスを作ってくれ。