朝の情報番組で素晴らしいことだと褒め称えていたのを見た。
タレントだから個人事業主なので休暇ではなくて休業かな。
何かのデータが出てきて育児休暇を取るのは
女性が80%を超えるのに対して、男性はその80%を超えたぶんに相当する数%であった。
まあ、会社勤めをしている人ならこんなもんかと思う数字だ。
これにはいくつかポイントがある。
テレビでも言っていたが、収入源。
基本的に嫁さんもフルタイムに近い収入がなければならない。
嫁さんもお家、旦那も育児休暇でお家、では、食べていけない。
つぎに、職種にもよるだろうが一人休暇をとれば残りの人の負担は激増する。
おかげで全員が残業となれば、次の人の休暇はますます取りにくくなる。
つまり、育児休暇を取るということは会社としては減収減益ということだ。
政府は無責任に後押しすると言っているが、お金は誰が保証してくれるのかは言わない。
もう一つ。
厚労省の労働調査を閲覧するとわかることだが、
正規雇用と非正規雇用の比率はだいたい3対2。
4割弱の労働者には基本的に育児休暇など保証されていない。
時給なんだからシフトから外れれば収入は0である。
つまり、男性も育児休暇をなどと言っていられるのは大企業の正規雇用だけである。
早い話が上から目線の話なんだよね。
私も非正規で働いている時に病気入院、その間の給与の振込は0円。
事務に「何のために何千円もする診断書を請求したのか」ときくと
「おかげで病気が治って復帰出来ただろ」と言われた。
日本には老若男女1億2千万人がいるが、育児休業などと言える立場の人は3600万人、
そのうち、実際に休暇のとれる体勢なのは一部の大企業だろうな。