携帯、スマホの普及でカメラが身近なものになった。
カメラを買う、という行為もマニア向けのものとなる。
最近、ネットを見ていて気になるのが自撮り、である。
フェイスブックで堂々と自分の画像をアップするようになって抵抗感が一気に無くなる。
平気でツイッターに顔の画像をのせることも普通になった。
また、ざわちんのようにそれで仕事をゲットした人もいるし。
そして、最近話題の無職15歳のドローン事件。
ネット動画を見るとしっかり自分も映り込んでいる。
ちょっと前はプリクラ、今はラインへのアップとひたすら自分を写している。
中国人が持ち込んだ自撮り棒も売れているらしい。
疑問を整理してみた。
本当に自分がかわいいのか。
なんだか、世の中妙な平等意識が強くなっている。
社会の最底辺にいるクレーマーは、本来誰もそんな奴の戯言に耳を貸さない。
ところが、ネット書き込みや苦情電話は年収1千万の人と同じ扱いになる。
しかしである。
自撮りに夢中の彼女たちは、できた写真を見て隣の美人と同等と思っているのか。
残念ながらブスはブスである。
本人にはその認識がないのだろうか。
さらに、先日観光地でぽっちゃりではなく激太りの女が普通の美人と二人で自撮り。
美人と体格も顔の大きさも倍以上違う自分を「かわいい」と思うのだろうか。
もう一つが、変身願望。
よく聞くのがプリクラで目をパッチリ。
それがたいそう受けているようだ。
中学生ぐらいから化粧をするのも多い。
それがねえ、化粧というより覆面に近いというのがね。
もう別人だ。
ある意味、前記のブスのくだりの反対を行くものでブスにとっては健全なんだけど。
でも何かがちがう。
それは写真に写っている自分は仮面をつけた自分なんだな。
それでも「これは自分だ」と言い張ればそれはそうかもしれないが。
ブスはどんなに努力しても美人にはなれない。
それだけのエネルギーを違う方向に使ったほうが自分のためなんだけどね。
そんな簡単なことがわからない若者がけっこういるのだ。
それが評判の悪い中国人旅行者になるとその割合は限りなく100に近くなる。