ニュースで国会前でドローンを持った15歳を警察が…を見た。
この15歳は長野での事件も起こしているという。
長野の事件は中二の興味本位の話ではなかったということか。
というわけで、調べてみた。
ほんの数分で少年の氏名や住所がわかった。
家族構成や15歳でフラフラしている経緯もわかった。
いろいろな書き込みで引っかかったのが、この少年の病気である。
ADHDという文字が多い。
調べてみると、この病気は知能とは関係ないということ。
基本的には集中が続かない、分散してしまうため学業には向かない。
ただし、だから頭が悪いというわけではない。
特定の興味に対しては理解力がある。
かっとして…という犯罪ではなくて、今回のようなある意味執拗な行動はこの病気が多いらしい。
警官とのやりとりで「任意なのか、強制なのか、教えてください!」
などと、用語を使う15歳。
本当に残念なんだけど、この少年を救うことは難しい。
もう少し手前の段階で、親が手をさしのべていれば救いはあったかもしれない。
事例を見ると、親も大なり小なり似たような病気や障害を持つらしい。
などと、ADHDについて調べていると大変なことがわかった。
私が当てはまるのである。
さすがに中年を過ぎて今となっては症状は微小だが。
高校生ぐらいまでの私はかなりの事例で当てはまる。
通信簿には『落ち着きがない』とよく書かれていたっけ。
15歳ぐらいまでは見事な問題児であった。
私にとってラッキーだったのは、手を差し伸べてくれた人が少なからずいた事。
頑固な父親、口うるさい母親という昭和の両親がいた。
今となっては消え物の鉄拳制裁をしてくれた担任の先生がいた。
さらに、そんな私の戯言を聞いてくれた先生や先輩がいた。
私の親はそんな先生をとても感謝していた。
そんなこんなで私は運良く警察のお世話になることなく、何とか仕事を続けている。
10歳過ぎまでは親、家庭。
20歳までは学校の先生が頼みの綱なんだな。
親が子育てしつけの責任放棄、学校に文句をつけるに至っては救いようがない。