去年の重大ニュースの号泣議員

正月にスーパーへ行った時のこと。
私はいつもの入り口から一番遠い場所に駐車する。
そこも混んでいる時は買い物を諦める。
以前にスーパーの駐車場で隣のクルマにドアでゴンをやられて以来
止める場所には注意している。
その日も定位置で駐車して冷たい風の中入口に向かっていると
一台のフィットがテレテレとバックして止まるのだがそれが見事に2台分のどまんなか。
運転席から出てきたのは60ぐらいのオバハン。
クルマをまじまじと見ている。
私はてっきり「ああ、線の上に止めてしまった」と運転席に戻りバックをやり直すと思っていたら
なんとドアをロックしてスーパーの入り口に向かっていった。
隣で見ていた嫁さんが「あれは脳に障害があるのよ」という。
空間認識とかいうやつなんだろうか。
そもそも人間なんて五体満足な奴なんていやしない。
学校でテストをやれば必ずクラスで1番と40番がいるわけで。
どれを普通というのか、どれを正常とみなすのかはたいへんむずかしい。
このオバハンも家では普通に家事をこなしていることだろう。
そんなことを考えていると、まず思い浮かぶのが去年のニュースランキングで
上位になった号泣議員。
明らかに変なのである。
でも立派な学歴があって、ちゃんと支持者がいて、選挙で当選している。
かくいう私も夏に大学で心理学や発達障害の講義を受けて
簡易検査のいくつかをやってみると、見事に病んでいる。(もちろん軽度だよ)
でもね、先ほどのオバハンのように明らかに運転に異常があるのに
免許を持たせてクルマを運転させるのはかなり危険である。
ゆっくりはしっているからいい、という問題ではない。
こういう時期なので火災のニュースも多いが、失火もしくは死亡した人の多くが
80歳以上の表示がでている。
老化は仕方ないことだが、運動能力だけでなく脳の機能も衰えた状態で
普通に生活させることは正しいことなのか。
夢のマイホームを隣の爺さんに燃やされてもニコニコしていればそれでいいのか。
幼い我が子がアクセルの踏み間違いで殺されてもしかたがないとあきらめられるのか。