家庭のカレーに一つ足して

ネットニュースに『カレーに何を加えたらまずくなる』というネタを見た。
ずいぶん前の話だが、カレー粉からカレーを作るという先輩がいた。
たしかキャンプかなんかで本格カレーをつくろうというような企画だ。
私は普通にハウスジャワカレーでいいと言ったのだが本格カレーを作るからと却下。
カレー粉をお湯に入れてカレーにはならないことを初めて知った。
バターと小麦粉とカレー粉をフライパンで。
さらに、コショウを始めとする香辛料。
バターとカレー粉を炒めるわけでそれだけでいい匂いがしてくるのだけど。
その後、玉ねぎをあめいろになるまで炒めるなどのいくつもの工程を経て
普通に作れば1時間でできるカレーをずいぶん長い時間かけて完成。
できたカレーは香りはいいのだけど味は今ひとつ。
もっと煮こまないとダメだそうだ。
こういうカレーの場合、玉ねぎと人参とジャガイモと肉だけではちょっと味がうすい感じ。
ヒデキは「リンゴとはちみつ」を加えて美味しくしたのだろうな。
前置きが長くなったが
スーパーで売っているカレールウと呼ばれるものに余計なものを加えれば
たいていはまずくなる。
そもそも、すでにいろいろな食材が練りこまれているからだ。
逆に野菜や肉などの具をいれないで作っても案外美味しいのである。
各メーカーは長いことかけて商品開発をしているわけで
素人が思いつきでちょいと何かを足して劇的にうまくなるとは思えない。
クルマやバイクと一緒で、ちょこっと社外品のマフラーやバネを付け替えたからと
劇的に良くならないのである。
(たまに良くなるものもあるがそれはベースのクルマが悪すぎる証拠。
そんなクルマを購入することのほうが余程、損である。)
開発者が時間をかけて作り出した商品の調理法より美味しくすることは難しい。
自分流にアレンジしたいのなら、上記のようにバターと小麦粉から作るべきだね。