報道の放棄ツイートランキング

最近はNHKでもツイートをスーパーで流す手法。
民放ではツイートランキングなるものが横行している。
携帯端末やパソコンから気軽な数文字の投稿が民衆の声と誤解をしている。
見ているとわかるが、マスコミ側の趣旨に合う内容。
これまでの『街の声』と称したインタビューと変わりない。
とにかく自分たちの報道が多くに支持されているとしたいのだろう。
「ええっ〜、本当ですか」
「とっても残念です」
「あめでとうございます」
というようなコメントばかりである。
どちらが先かは分からないが、深夜のアメリカの通販番組に似ている。
必ず誰かはわからない人が「みるみる痩せました」と証言する。
そもそも、誰かもわからない人の証言などあてにならないのだけど
通販でもニュースでも普通にオンエアするのが意味不明である。
余程、自分たちの取材内容に自信がないのだろうね。
裏を返せば
今の世の中の人がいかにツイートに信頼を寄せているかということだ。
たまに電車に乗ると私の周囲の人はかなりの確率でスマホに夢中。
文字までは見えないが、画面は1から2行の文章が並んでいる。
スクロールしながらずっと見ている、たまに、入力画面にして何かを打ち込んでいる。
左前にいる人がビクンと反応するとスマホを操作して違う画面に。
違う画面なのはわかるが、数行の文章の羅列には変わりない。
多分、新しいつぶやきがアップしたのが通知されたのだろう。
そういう画面の中に生きている人たちにとって、ツイートランキングは絶対なんだろうな。