日本自動車工業会が主催する「東京モーターフェス」が1東京都の臨海副都心で開幕した。
若者の車離れが進む中、自動車やバイクの試乗を中心に企画した体験型イベントで、
運転する楽しさを味わってもらいたい考え。
自工会の池史彦会長(ホンダ会長)は、開会式で
「一人でも多くの人にクルマファン、バイクファンになってほしい」とあいさつした。
というニュース。
なんだか違和感満載のニュースである。
体験型イベントでクルマ離れを食い止めようというのだ。
若者たちを完全に子供扱いしている。
早い話が、バカにしているのである。
バスみたいなミニバンや燃費がいいだけのずんぐりしたクルマばかり作って
クルマファンを増やしたいというのだから恐れ入る。
このような若者向けのイベントに並べられるゾクゾクするようなクルマはあるのか。
そもそも、クルマ離れのクルマに興味が無い人がこんなイベントに来るわけがない。
まず、工業会がやるべきことは、
衝突安全性などの規制の撤廃だ。
運転する前からぶつかった時の安全性ばかり気にしていて
ドライブが楽しいわけがない。
もちろん、安全性をなくせというのではないが
昭和の名車を復刻したくても、結局バンパー形状やボデイ周りの規制がネックに。
27や86のレビントレノは1.6で900kgのコンパクトなスポーツだった。
スポーツとは言っても今の表示に直せば100馬力程度のエンジンだった。
ケータハムスーパーセブンが黄色ナンバーが取れるのなら大丈夫だろ。
メーカーは安全性や燃費を盾にして、若者が楽しめるクルマ作りを放棄している。
最近、トヨタがランクル70の復刻を果たしたが
4000ccエンジンにはがっかりである。
4ナンバーのディーゼル車で復刻させるべき。
内装など鉄板むき出しで上等なのに。
何度も言うようだが、メーカーが若者からクルマを奪っている。
若者が4000ccのランクルや3700ccのフェアレディZを買うわきゃない。
早く気づけよ。